ムービーツーリズム

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観光コンサルタントDiTHiの観光促進通信

オーストラリアは国ではなく

地域観光で観光立国へ!その秘密は~

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お世話になっております。

観光・ホスピタリティコンサルタントの石田です。

 

観光の仕組みをより理解いただけるように、チョットしたヒント

をお届けしています。

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今回のテーマ

◇ムービーツーリズム

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今回私、石田宜久がテーマにしたいのは「ムービーツーリズム」

です。

 

映画やドラマ等のロケ地として使われ、これをきっかけに観光地

づくりや町おこしをしていく政策です。

 

私が主にマーケティングや情報提供面で問題を抱えている観光

協会様や自治体様におすすめしている考えの一つです。

 

ムービーツーリズムは、地域の魅力を映像を通して多くの人々に

伝えることができる、宣伝媒体として考えることができます。

 

また制作においては地域からの経費はかからず、メディア露出も、

各団体で行うよりも数倍広い範囲に浸透します。

 

日本にはまだないのですが、海外ではこのムービーツーリズムは

非常にパワフルなツールとして考えられています。

 

今では地域観光団体が、直接映画会社に候補として名乗り上げる

市場が開拓されているほどです。

 

企画会社や旅行業者を通すと直接魅力が伝えられない短所があり、

映画会社には十分なインパクトを与えられません。

 

私がお勧めしている理由としては、マーケティング要素に加えて

予備観光客に対しても、直接魅力が伝わるところにあります。

 

最近では映画『アントキノイノチ』の山口県防府市や、『恋谷橋』

の鳥取県三朝温泉等があげられます。

 

街の中にカメラがあり、出演者が動き回る事によってその地域を

訪れているかの様な模擬体験を与える事ができます。

 

これ以前までにも、『剱岳 点の記』『岳‐ガク‐』の立山連峰は、

RAILWAYS』と共に、富山県がロケ地として有名になりました。

 

特に『RAILWAYS』は1作目と2作目同様に、鉄道沿線の様々な

風景が映画で登場し、地域の魅力を存分に取り上げられています。

 

ムービーツーリズムによって、新しい観光客の層を開拓した地域

もあります。

 

映画とドラマで絶賛になった「世界の中心で、愛を叫ぶ」の舞台

になった香川県と愛媛県。

 

それまで若者の層の誘致に問題を抱えていた中、この映画とドラ

マを機会に恋人の聖地ともなるべく、若者の層が急増。

 

今では夫婦層まで取り込めるほどになっていると伺いました。

 

国内のムービーツーリズムにおいて代表的な成功例です。

 

世界的に見てみると、ニュージーランド南島。

 

「ロード・オブ・ザ・リング」の舞台になったマウントクックと

周辺の国立公園。

 

ニュージーランドでも美しいことで有名な観光地です。

 

直にその場所に踏み入れることができないため、ガイドのついた

ツアーでのみ、その場所へ行くことができます。

 

その経済効果は入るのに制限があるのにも関わらず、世界各地

から観光客が集まり、平年の約130倍。

 

環境保護と同時にこれだけの成果が出た、素晴らしい事例です。

 

世界に誇れる映画は日本にもあります。

 

それらの作品の中に、あなたの地域を取り入れてみる事も

一つの政策に入れてみるのも、面白いかもしれません。

 

では、今回はこの辺で。

 

観光コンサルタントDiTHi

代表 石田宜久(いしだよしひさ)

 

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