開発しない観光資源

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観光コンサルタントDiTHiの観光促進通信

オーストラリアは国ではなく

地域観光で観光立国へ!その秘密は~

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お世話になっております。

観光・ホスピタリティコンサルタントの石田です。

 

観光の仕組みをより理解いただけるように、チョットしたヒント

をお届けしています。

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今回のテーマ

◇開発しない観光資源

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早いもので12月ですね。

 

冬の観光シーズンも始まる時期になってきました。

 

多くの地域でクリスマスと年始の準備が着々と進んでいます。

 

今回テーマにあげました、「開発しない観光資源」。

 

「星空世界遺産」をご存知でしょうか?

 

ニュージーランドの南島、ほぼ中心に位置するテカポ。

 

ここが「星空世界遺産」候補地として、世界で唯一の場所として、

今注目されています。

 

先日BSで特集していたのと、以前私、石田宜久が住んでいた事

もあり、ぜひご紹介したいと思いテーマにいたしました。

 

「開発」しなくても観光資源は見つかるんです。

 

ニュージーランドのテカポは、晴天の天候が1年を通して多く、

乾燥気候のため、正しく降ってくるような星空が見られるのです。

 

人口400人ほどの小さな町ですが、この星空を求めて世界中の

観光客や研究者・観察者が集まります。

 

その本当に降ってくるような星空を守るべく、テカポでは様々な

取り組みが行われています。

 

外灯にはすべてに傘がつけられ、上に光が漏れないようにして

あったり、ネオンは基本的に禁止されています。

 

また、本当に素晴らしいポイントですが、住民みなさんが夜空の

保護に協力的であり、町の政策に町全体で取り組んでいるのです。

 

各家庭でも明かりを空に逃がさない努力がされています。

 

観光地づくりでは一番大事なことができている代表例ですね。

 

反対意見も出ているのは事実です。

 

「星空世界遺産」登録にもなれば、今行われている政策は法令化

され、義務とされる可能性があります。

 

例えば、ニュージーランドのイメージにもある羊。

 

牧場主にとって夜の明かりが制限されるのは業務に支障が出ます。

 

懐中電灯で行うには限界がある業務もあります。

 

また観光客がレンタルカー等で、個人で運転を行う場合、少々

暗さに戸惑う可能性がある事も心配されます。

 

解決すべき問題はいくつかあるのですが、世界初「星空世界遺産」

の登録は間近かもしれませんね。

 

さて、「開発しない観光資源」ですが、「保護のための活動」も

観光のための開発になるのではないでしょうか。

 

開発と言われるとどうしても「作る」と考えがちですが、そうと

も限らないのが観光です。

 

観光素材や観光資源がないとおっしゃられる地域が多く見受けら

れますが、違うアプローチの仕方があるという事です。

 

「星空」そもそも宇宙ですからね。

 

歴史的建造物や自然が観光資源と見られる事が多いのですが、

意外な素材が発掘できるかもしれません。

 

では今回はこの辺で。

今後もお引き立てよろしくお願いいたします。

 

観光・ホスピタリティコンサルタント

代表 石田宜久(いしだよしひさ)

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