観光の4つの基礎

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観光コンサルタントDiTHiの観光促進通信

オーストラリアは国ではなく

地域観光で観光立国へ!その秘密~

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お世話になっております。

観光・ホスピタリティコンサルタントの石田です。

 

観光の仕組みをより理解いただけるように、チョットしたヒント

をお届けしています。

                             

今回のテーマ

観光の4つの基礎

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先日2011年の中国人観光客が200万人に達すると発表した、

韓国。現在はすでに1538927人になりました。

 

ソウル市の宿泊率と、航空会社の搭乗率がほぼ100%。

 

小売業が異常な経済効果を得ています。

 

さて今回のテーマですが、なぜ韓国がこれだけ急激に観光事業が

成長しているのかをポイントにお話してみます。

 

日本人も国内旅行よりも韓国行きを決める人が30%以上だと

観光庁のリサーチで出ているほど、韓国は今人気観光地です。

 

前回、観光客の誘致や観光客の減少に悩みがあるケースでは、

4つの要素がありどれかを見直す必要性がある場合がほとんどだ

と書きました。

 

それらが、

l 地理要素

l 精神要素

l 産業要素

l 社会要素

 

これらが観光学の第一人者とさせるマイケル・ホール氏が

セオリーとしてあげている4つの要素です。

 

これら4つの要素を、韓国を例にとって説明します。

 

分析してみると、現在の韓国観光事業では、見事にこの4要素の

歯車がかみ合っている事がわかり、引き続き観光客の増加が

見込めることがわかります。

 

地理要素では、見たままですが非常に近く、交通機関も飛行機と、

船の選択肢が観光客に与えられます。

 

ビザ発給の手続きが簡素化(項目は同じですが)したため、

精神的にも韓国入国への手続きが気軽に。

 

また格安航空機等により交通費も安価になるため、出費面でも

気楽に購入することが可能です。

 

産業要素では、日本でも起きましたが電気製品に非常な興味を

中国人は持っています。

 

安価で質の良い物が手に入る日本。

 

しかし韓国でも最近では世界規模企業の進出が進み、実は今韓国

の製品は、日本並みに性能がいいものを日本よりも安価に手に

入れることができます。

 

旅行業界に加え、生産業も観光業への参入が韓国では起こって

いるのです。

 

最後に社会要素ですが、元々韓国文化は中国文化と相性が良い

ですし、食事面やマナーの面でも差があまりない強さがあります。

 

おそらく富豪層以外の中国人にとって、ビザの簡素化と地理的に

近い点で行きやすい場所となり、産業要素と社会要素が魅力と

なったのだと考える事ができます。

 

簡単ですが、韓国の観光事情をお話させていただきました。

 

もちろんこれだけが理由ではないのですが、簡単に分析すると、

きっちり観光のモデルが出来上がっていることは理解できます。

 

そして、日本でも、国内・海外問わず、観光システムをしっかり

と、作り上げれば可能な事です。

 

しかし日本は国としてはまだ観光システムの基盤すら出来ていな

いのが現状です。

 

各地域で作り上げていく段階なのです。

 

地域観光として、国内外から観光客を誘致できる可能性は十分に

あるのが、今の日本の観光です。

 

もちろん中国人に限ることはまったくありません。

 

DiTHiは観光システムの構築をお手伝いさせていただいています。

御気軽にご相談ください。

 

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

 

観光・ホスピタリティコンサルタント 

石田宜久

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