山梨県○旅館

背景・課題

サービス面への課題を抱えています。

 

当旅館では部屋食と食事処の両方を構えており、価格帯によって分けています。

 

最近の低価格高サービス化傾向により、部屋食よりも食事処へ来ていただき、人件費削減と共にサービス統一化にての向上を進めています。

 

残念ながら、価格を抑えホールサービスとなった今、簡素化に方向性が向いており、部屋食を好んでいたお客様が離れてしまい、全体的な質が降下気味と言えます。

 

また食事処が一般のお客様へも解放していることもあり、本来ならば協力をしなければいけない近隣旅館からのお客様のご利用が見受けられます。

 

ホテルの様なホスピタリティとはいきませんが、どうにかサービスの向上と近隣旅館との協力体制を築けないかとご連絡させていただきました。

アドバイス・提示案

2つの大きなポイントが見受けられました。

 

1.料飲サービス経験者の極めて少ない

2.近隣旅館との価格競争が起きていた

 

1.に関しましては、部屋食での経験はありますが、レストランやカフェといった料飲店での経験者が少ない中で、食事処を活用しようとした部分に課題があります。サービス内容とコミュニケーション能力と異なる面が多いので、しっかりとトレーニングを積む必要性があります。両立を目指すのは経費面では必要ですが、収益が減ってしまっては元も子もありません。レストラン経験のある私がトレーニングに伺うことが可能です。

 

2.本来ならば協力をするべきとありますが、リサーチの感じでは水面下で価格競争が起きているようです。他旅館でも低価格化が進んでおり、部屋食を別料金に設定したり、販売数限定のパッケージとして販売したりとそのパターンは様々です。

今回、食事処にお客様が流れてきたのはこの部分でしょう。

価格面での協力体制を築くのは、地域観光の要素です。地域コンサルティングを行いお互いにテーマを合わせた案を提示し関係を築くことになるでしょう。

 

追記-----------------------------------------------------------------------

こちらの周辺地域を対象としたセミナーを開催いたします。地域観光のシステム化を図り、各旅館に合ったサービス提供をアドバイスさせていただきます。「セミナー:ホテル・旅館を中心とした観光ホスピタリティ」

また、あえて食事処を利用していただくための共同プランにより、価格の底上げを検討することもご提案いたします。

その後

進行中